2011年9月3日土曜日

等価交換

最近、連日のライヴやらレコーディングの手伝いやらで慌ただしい日々を凄していて、日記をつけれませんでした。
そういう時に日記らしい日記が書けそうなものですが、どうにも忙しくて日記を書けないです。

先日、お隣のお婆さんに「明日は火曜日よね?病院に行かなくちゃならないの。」
と聞かれたので、
「明日は金曜日ですよ。」と答えたら、
「そんな筈はないの!明日は火曜日なんだから、火曜日じゃないと病院に行けないじゃない。」
「いや、そんな事をおっしゃっても…。今日は木曜日で燃えるゴミの日、明日は金曜日で資源ゴミの日ですから。」
「嘘よ嘘嘘!やっぱり火曜日じゃないと困る!」
「世界はあなたを中心には回ってないんですよ、明日は金曜日です。」
「あら!あなた良い事を言うわね、ちょっといらっしゃい。」

と悶着があって後に私は彼女の部屋に招き入れていただきました。
部屋の中には彼女の一週間の予定を記したメモ紙が貼付けてあって、そのメモには『9月3日 土曜日 病院 』と記してありました。
「あの…。 病院は土曜日に行くように書いてあるのですが?病院には明後日行けますよ。」
「あら!よかった、なら明日は金曜日なのね?」
「ええ明日は金曜日です。」
「よかった、ありがとう。」
となんとか納得していただいて、その場を去ったのですが。
翌日の9月2日(金)の朝に、私は ドカン! ドカン! と凄い音をたててドアをノックする音を聞き、眠りから覚める事になったのです。
ドアの外で隣のお婆さんが「ちょっと起きて!起きなさいよ!」
と声を張り上げています。

ドアを開けると、

「何が食べたい?」
とお婆さんが聞いてきます。

????なんで?

「いやさっき食べたから、いらないです。」
「嘘、寝てたじゃない?」
「むっ!」
「それじゃあ、あたしは今から、あなたにお弁当を買ってくるから!何でもいいわね!」

どうやら私はお婆さんに曜日を教えたお礼に弁当にありつけたようです。
ありがたい。

と昨日はそんな日でした。
台風の影響か昨夜は風が気持ちよかったです。

ところで、

お礼をする時に、
いい女は「お弁当を買ってあげる」なんて予告はしません。

勝手に弁当を持って来るのが、いい女だと思います。