2011年9月26日月曜日

大人と子供

人はいつ大人になるのか?
アダルトチルドレンという言葉をご存知でしょうか?
小さな頃に愛された経験のない子は心の年齢がストップしてしまうそうです。
心理学の話しですから私は、
これは女性の不安を掻き回して出口を塞いでるんだなーと感じますが。
夢占いとかも本質はそうだと思います。
人間の中の不安を煽って掻き回し個人の自由を奪っています。
なぜならトラウマと呼ばれる物自体が現実には存在しない妄想の中の幻想だからです。
人は今しか生きられない。
心理学の中には不安を掻き立てる文章と下品な表現がふんだんに使用されています。
下品さは幼さです。
ウィドゲンシュタインの思想には出口があります。
それは彼が現実と真実を相手にしているからです。
上品さと明るさがあるのです。
彼は大人だといえます。
どうすれば大人になれるのか?
それは納得する事でしょう。
それは納得し素直に世界と向き合うようになる事でしょう。
納得できるところまでやりきった人が大人になります。
納得できるまで調べ、
納得できるまで憎み、
納得できるまで妬み、
納得できるまで夢をみて、
納得できるまで腹を満たし、
納得できるまで腹を減らし、
納得できるまで漫画をよみ、
納得できるまでニュースをみて、
納得できるまで怒り、
納得できるまで絵を描く、
納得できるまで自己を通す、
納得できるまで放蕩する、
納得できるまで復讐する、
なんでも結構です。
その間に空虚な時間が流れ、人生の密度が薄くなります。
しかし子供は納得するまでやめれないのです。
そうして世界を知っていきます。
自分が宇宙から見てどれほど小さき者かを知ります。
世界に貢献しなければ生きれない事を知ります。
それから自分の犯した罪に気付きます。
罪に気付けば、あらゆるものに気付きます。
そして許しを乞うのです。
「私が間違っていました。私が悪かったです。」と祈りを捧げます。
全てが自分の責任なのだと気付きます。
気付いても自分の力でどうしようもない事が山ほどあります。
力は支配欲です。
支配欲を捨て、
いや捨てることは不可能ですね?
だから大人は感情を内部処理するのです。

ここまで書くと私を大人なのではないか?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、
自分の都合で解釈するのは早計です。
この世界にあるものの全ては自分の物ではない事を知って下さい。
あなたの物はあなたの中にある光だけです。
どうか瞳の霧を晴らし自分の光を当てて世界に気付き他者に気付いて下さい。
落ち着いて下さい。
あなたが光なのです。
光を当てなければ塵すら見えません。

「他人の目の塵が見えるのに、どうして自分の目の中の丸太が見えないのか?」

とは世界一有名な人物の言葉です。
我々はこの言葉を胸に深く刻み自戒しなくてはなりません。

私はミュージシャンです。
しかも比較論のない世界で世界一のミュージシャンを目指しています。
夢を追う者であります。
神を殺し仏を殴ってでも己の志を通そうとしています。
実際に私は家族を捨てるという愚行を犯しています。
家族を泣かせ、友達を怒らせ、母を泣かせています。
なんという人非人でしょうか。
家族の笑顔より大切なものがこの世にあるでしょうか?
私はそれにすら気付かない愚か者なのです。
ですから私とは納得がいっていない人なのです。

私は皆さまに頭を下げ許しを乞う事しかできない、
汚れた人間です。
いえ人間であるかも疑わしい存在です。
どうか存在の命の切なさに免じて、
愚かな私をお許しください。

大人と子供の区別がつけば、
今この国がいかに稚拙であるかを知る事になります。

あと少しだけ一生懸命に頑張ります。
いえ頑張らさせて下さい。

明日は代々木でライブです。