(フィンガーピッキングとはギターをピックではなく指で奏でる演奏法です。)
右手の爪だけ伸ばしてます。
私は新陳代謝が非常に活発なようで、
この伸ばした爪に垢がすぐに溜まって、
不潔です。
気付いたら手入れをするのですが、
人前で手入れするのも、あまり見栄えのいい行為ではないので、
出先で人に会う時は右手を握りしめてしまいます。
爪垢なんて見られたくないです。
隠しても注意力のある方の目には本当に不潔に映ってしまう事でしょう。
長い事深爪で暮らして来たので、
こんな悩みは新鮮です。
私などは元来適当な見方をしてしまうので他人の爪などを気にした事はないのですが。
性格が適当でなくては、あんなにチューニングがずれる楽器、
どこを押さえてもどんな音階でもでてしまう、音と音の間が連続している楽器を弾く気にはなれないのです。
適当で繊細な楽器。ギター。
しかし伸ばそうと思って日々、自分の爪を観察をしてみると、
小さな頃にアサガオの成長日記をつけていた気分に似て、
自分の爪を可愛らしく感じ、
楽しくもある今日このごろです。
明日は池袋でライブ!
バンドをやめて一人になってから何年が過ぎたのでしょう?
妻と別れて一人なのだと知ってから何年が過ぎたのでしょう?
最近やっとライブが楽しくなってきました。
呼吸ができるようになったというか?
このblogに訪れてくださる方、
ときどき読んでますよ。と声をかけてくださる方々。
たまの寂しい夜にこっそり読んでいただいている方々。
本当にありがとうございます。
このblogをやめてしまおう。と思ってずっーとサボっていた時期がありました。
私自身が悲しさの中に溺れてしまっていましたので、
自分の寂しさにしがみついていましたので、
一文字も日常になにかを記し刻む事ができなかったのです。
しかし、よくライブに足を運んでくださる心ある方に、
「是非更新してください。何でもいいんです今日どこどこに行った。とかで」
という暖かい言葉をいただき、
少し勇気を出して続けてきました。
なにしろ特筆できるような派手で皆さまの興味をひけるような日常など私は過ごしていないのです。
その後も今年の誕生日に更新してから何ヶ月か記事を書く事をためらってしまいました。
たいして書き記すような出来事もなく世に潜伏して生きておりました。
陸の孤島で独り、自分の孤独を見つめていました。
ただ沈む事をだらしなく思い、這い上がる手段を模索しておりました。
今は遠く離れてしまった友人に
「お前なんで更新せーへんねん!?」と叱咤激励を受け。
再び更新をしている日々です。
せめて生きている事だけでも伝えたいと存じます。
私はあなたを愛しているという気持ちを伝えるために、
ない愛を絞り出し、ない勇気を振り絞り、
けっして自慢できるような事は私の人生にはありませんが、
この行為を流れゆく日々に刻もうと思います。
あなたの好きなものは何ですか?
私はあなたの好きなものを知りたいです。
わかり合う事が難しく、コミュニケーションが不可能だとしても、
人の中に共感や共鳴が確かに存在し、
その共感こそが人間を人間らしくしているのだと感じ、
世界は美しいと感じます。