2011年9月12日月曜日

普遍性


優しさとはなにか?
他者に安心を与えるという事。
他者に安心を与える普遍性。
周囲の何者にも影響されないで、そこに存在する事。

夏目漱石は普遍性の事をこう言っている。
「内発的なものには普遍性はなく、普遍性とは外発的なものにある」

宇宙から見て塵のごとき自分に、
何か意味があるだろうか?
何か価値があるだろうか?

自分に意味などはない。
価値などはない。
ゲーテに言わせれば、
自分などと云うものは「お手製の愚か者」だ。

シェイクスピアを私が嫌いな理由は人間の世界に救いがないからだ。
救いは形而上にある。
救いは祈りのなかにある。

世界の中心は人類であり、
世界には、
精神世界や人間界や自然界がある。

それらすべてを永遠に繋げる生命(いのち)を感じたとき、
奇跡を信じ、
すべては愛だと感じる。
すべては全てだ。
永遠も瞬間も永久も全ての内に含まれる。

自分の中に愛がなくとも、絞り出してでも愛を出さねば。
愛はいらない、
なぜなら、そこにあるから。

愛は何者にも影響されず、そこに存在している。