2010年12月26日日曜日

リボン


「彼女は赤色のリボンをしていて。」
「わたしにも、似合うかしら?」
「君に?似合わないよ。しかし彼女は赤色のリボンをして、」
「・・・。」
「太田社長と話せるんだから、たいしたものだよ。」
「どうかしてるわ」
「リボンをみつめられようが、まるで気にも止めずに」
「リボンで?バカに見えているの分ってるのかしら?」
「バカには見えないよ。」
「そう?」
「ちっとも見えないね、リボンはバカに見えるのかい?」

「ダサいわ。」
「へえ、君は正直だね。君の目は確かなのかい?」
「ええ、もちろんよ。」
「見た目は重要かな?」
「何よりも重要よ。」