2010年12月5日日曜日

潜在意識との対話

好きな人にただ「好きだ」と伝えたいだけで

どうしてこんなにも、胸が締めつけられるのか?と思う。

人と人の間にある、夢と云う名の壁は

想像よりも、ずっと分厚く私の前にそびえ立っている。

人と人の間にある自由と云う名の幻想の谷は

奈落の底に落ちてしまいそうなくらいの絶望的な狭間のように感じて目眩がする。

人類が始まって以来

自然に委ねられた人間の美意識は

人間の潜在意識の中で透明な遺伝子となって電波する。

人類に美意識が電波するからこそ、ゴッホやフェルメールを美しく感じる。

見た目の派手さなどの軽薄な美ではなく

重厚で自然な格式ある美は世界に確かに存在する。

その美は空間を歪めながら潜在意識に電波する。

私は対面する相手と潜在意識の対話をこころみるのだが

やはりここでも個人の夢と云う壁は私の前に大きく立ちはだかる

私には

ただ愛することしかできない。

「愛している」とただ伝えたいだけで

どうしてこんなにも胸は熱くなり涙腺が緩むのだろうか?

通じない絶対の絶望