2011年8月29日月曜日

青春の思い出は、ぬるくなったビールのようだ.それを飲んで「こいつは美味い」などと皆が笑うものだから私も一緒になって笑っている。

私の高校時代の思い出といえば、
ローリングストーンズだ。



来日で、東京ドームでライヴした映像を深夜番組で見た時に世の中には、こんなにもカッコいいものがあるのか!?と衝撃を受けた。
その日まではロックなんてガチャガチャうるせーだけでヤンキーの聴く音楽だと思い込んでいたから。
それから親にねだってCDラジカセを購入して、CDを買ってストーンズを聴きまくった。
あとベロのマークのTシャツも着まくった。
私の数少ないお洒落着?オシャレじゃないか?違うよな?でもいいでしょう?高校生だったし。
ストーンズの何が魅力って悪いところだ。ダークでクールで不良で!
なによりセクシーでエクスタシーなところだ。
高校生の自分にとって自分の悪いところを全面に曝け出している快楽主義者の大人は本当にカッコ良かったのだ。
それまで漠然と生きて行く為にするべき事は善人の仮面を着けなければならない事だと思っていた。
そういった価値観が彼等のステージを観て壊れた。
ガラガラと。
そういうガラガラとした音が私の頭の中で鳴った。
それから私は自分でもギターを弾きたくなって、またもや親にねだったが、
これは、どうにも聞き入れていただけなかった。
でも、どうしても欲しかったので私はコンビニのバイトでお金を貯めて黒いストラトの偽物とギターアンプを買った。
そのコンビニの店長がまさか、当時つきあっていた彼女の二股の相手だとは知らなかったが、
それも、なんというか甘酸っぱい思い出だ。
店長に女とられたのは、悔しかったなー。
あの女をチャリの後ろに乗せた時に背中に胸が当たって来て、あれが高校時代で一番うれしかった事で、
一番辛かったのは、女と待ち合わせして4時間待っても来なくて、それきりになった事だ。
あの少し前からデートの時になんだか不穏だったのだが、その頃から店長と二股してたらしい事を店長の部下から聞いた。
まあ弱肉強食?
男は負けたら引き下がらないとね。

ところで生まれて始めて買ったギターは2度目のライブで床に殴りつけて粉々に壊しました。
馬鹿だなー楽器は大事にしないとなー。
その場のテンションで行動すると失敗するのよ。
失敗は成功の糧というが?失敗の経験値だけは異常に高い私だ。
私に様々な経験という自由を与えて下さった。天上におわす何者かに深く感謝いたします。
しかし創るために買ったものを壊してしまうなんて…。
生まれ変わったら二度と楽器は壊しません。
まあそれも、なんというか甘酸っぱい思い出だ。
おっとなんだか宗教臭くなってしまいましたね。
失礼失礼、ロックは神を殺して仏を殴って生きていかんとね。
ではでは。
明日は代々木でライヴです。