気づきとエゴは共存できない。
私は未来があたかも『今この瞬間』よりも大切なことであるかのように生きています。
未来の何処かで、人生が花開くとでも思っていつか満たされると思っているから、
「今」の輝きを見逃してしまっているんですから・・・。
生きている私にとって未来なんてないんですよ。今この瞬間しかないんです。
ペインとは、私の中にある過去の感情的な痛みのこと。
私の体験したすべての感情的な痛みは、
私のココロとカラダに住みついています。
この感情の痛みに、意味を持たせ続ける限り、私はその痛みから解放されることはありません。
その痛みが、いつの間にか私のものになっていたことに気が付きます。
そうなってしまったら、手放すのは大変。
でも、気が付けば痛みから自由になれます。
無意識に生きたことによって生まれた痛みは、自分にとって必要のないものです。
感情は「頭」と「カラダ」が出会って沸き起こるもの。
感情は「頭」が考えたことに対して「カラダ」が肉体的に反応したものなのです。
思考が自分だと思って、私が「今この瞬間」を生きていなければいない程、
私が目覚めて生きていなければいない程、
その感情はどんどん強くなります。
でも私がその傷ついた自分を観察した瞬間、
その痛みがあることをしっかりと意識できた瞬間、
傷ついた自分と思考の繋がりを断つことができます。
そこに新しい次元の意識が誕生します。
魂が生きれいる事を実感します。
私はペインというエイリアンの観察者となりました。
そして私には理性による感情の内部処理ができる事を学びました。
私は今から、そしてこれからずっと、「今」に生きることになるのです。
自分が何を感じているのかをしっかり感じてみて、そうしたらそれは、
私のエイリアンのおしゃべりなのだと知り、
その感情を受け止めて。
深く考えないで、それから決めつけることもしないで。
ただ、観察している自分がいるのだと、認識します。
思考は意識しなければ存在しえないもの。
だけど意識には、思考は必要ありませんでした。
「身をまかせる」とは、今この瞬間を受け入れるということ。
それは、心の内にあるすべての抵抗から離れていくということ。
“身をまかせること”と、“諦めること”は違います。
諦め・・・そこにはまだ抵抗があります。
身をまかせることは、すべての抵抗と判断を手放すことでした。
今まで味わったことのない、心安らかな感覚が訪れてきます。
喜びと至福に満たされます。
そして、この無上の喜びこそが愛だと知ります。
愛でできたハートを感じます。